お風呂に入ると体全体の皮ふがしっとり潤います。
お風呂につかって手の甲を見ると、カサカサしてたのがキメが整ってきれいに見えるのではないでしょうか。
しかし、加齢や乾燥肌の場合、すぐに肌表面から水分が蒸発してしまい、カサカサ肌にもどってしまいます
お風呂から上がると、ダッシュで化粧水やボディクリームを塗っているのではないでしょうか。
この記事では、乾燥したカサカサ肌を改善する入浴方法について書いています。
やってはいけない入浴方法
正しい入浴方法というよりも、やってはいけない入浴方法を確認したほうがよいと思います。
(2)ナイロン製のタオルでゴシゴシ身体を洗わない。
(3)シャワーを顔にかけない。
(4)体をふくときは、清潔なタオルでやさしくふきとる。
(1)熱いお湯で長時間つかったり、石鹸で洗いすぎると、せっかくの肌バリアである皮脂が流れてしまいます。
これが、肌が乾燥してカサカサする原因のひとつです。
(2)ナイロン製のタオルでゴシゴシ身体を洗うと、水分を貯蔵している角質層を傷つけてしまい、身体から水分が蒸発しやすくなります。
これも、カサカサ乾燥肌の原因です。
角質層は、わずか0.02mmの厚さしかありません。
わすかな薄さの角質層から水分が蒸発しないように、セラミドが主に守っています。
ナイロン製タオルでゴシゴシやると角質層がはがれ、水分を蓄えられなくなります。
体の汚れ・アカは、お湯で洗い流すだけで約8割は落ちることを覚えておきましょう。
(3)モコモコの泡でていねいに顔のよごれを落とそうとがんばっても、最後にシャワーで洗い流すと、シャワーの圧力で角質層内にある保湿成分のセラミドなども流れてしまいます。
(4)お風呂からあがって、タオルでゴイゴシ身体をふくと、角質層を傷つけてしまいます。
そのうえタオルが清潔でないと、雑菌が皮ふに侵入していきます。
肌の乾燥やかゆみの原因になります。
乾燥したカサカサ肌を改善するには、角質層を守ることを意識すること!
背中のかゆみを治すには
背中のかゆみを治すには、背中を洗わない方法を一度試してみてください。
ただし、アトピーなどの疾患によるかゆみの場合の効果はわかりません。
私の場合は、刺激によるかゆみだと思われたので、かゆみ止めを塗れば塗るほどかゆみがひどくなっていきました。
そこで、背中を石鹸で洗わず、シャワーをかけるだけの方法を試してみました。
また、かゆみ止めを塗るのもやめました。
すると、1ヵ月もたたないうちに、かゆみは治まりました。
1週間に1度くらいは、石鹸で背中を洗っています。
化学繊維の下着をやめて、綿や絹などの天然素材に切りかえたのも有効だったと思います。