肌がピリピリする原因と対策について簡単に説明しています!

肌がピリピリする原因の一つは、肌のバリア機能の低下です。

肌のバリア機能の役割をしているのは、皮脂と角質層。

皮脂と角質層は、肌から水分が蒸発するのを防いだり、紫外線などの外部からの刺激をブロックする働きをしています。

しかし、皮脂膜が減少したり、角質層内の水分が減少すると、バリア機能が低下し、肌がピリピリするといった敏感な状態になります。

ピリピリ、ヒリヒリするといった敏感な状態の肌を敏感肌と呼んでいます。

 

なぜ皮脂膜が減少するの?

なにかと悪者あつかいされる皮脂ですが、皮脂膜は、皮脂線から分泌される皮脂と汗腺から出る汗からできた天然の保湿クリームです。

皮脂膜が減少する大きな原因は、加齢による皮脂の分泌量の減少です。

また、次のようなことが原因となっています。

・空気の乾燥
・ストレス
・化粧品や医療品の影響
・洗顔料の影響

 

角質層内の水分が減少する原因は?

最も大きな原因となっているのは、皮脂膜と同じく加齢によるものです。

歳を重ねると、表皮や真皮と呼ばれる皮ふ組織が薄くなります。

薄くなることで、水分が蒸発しやすくなります。

また、加齢によって、水分を逃がさないようにしているセラミドやNMF(天然保湿因子)などの物質がつくられにくくなるというのも原因です。

その他、次のようなことが原因になっています。

・空気の乾燥
・紫外線の影響
・身体の冷え
・間違ったスキンケア

肌がピリピリする原因のまとめ
・肌がピリピリするのは、肌のバリア機能である皮脂膜と角質層のトラブルが原因!
・敏感肌=皮脂膜と角質層のトラブル=乾燥肌

 

肌がピリピリするのを解消するには・・・

敏感肌と乾燥肌は「皮脂膜と角質層のトラブル」といった同じ原因で起こります。

つまり、敏感肌は、肌の乾燥を防ぐことで解消する可能性があります。

加齢だからといって、あきらめることはありません。

肌の乾燥を防ぐには、多くの対策が必要ですが、あれもこれもとなると大変です。

まず、2、3にしぼって対策をしてみましょう。

 

皮脂の減少対策

秋から冬にかけては、皮脂量の分泌が減る傾向にありますので、朝やノーメイクのときは洗顔料を使わず、ぬるま湯でやさしく洗うだけでも減少がおさえられます。

メイクを落とす時に、クレンジングを使ってつっぱるようでしたら、低刺激クレンジングを使いましょう。

クリームクレンジングかミルククレンジング、もしくはクレンジングジェルがオススメです。

ただ、これらは洗浄力が弱いので、がっつりメイクのときは、先にポイントメイク落としが必要です。

それよりも、皮脂が大切だと思うのなら、メイクを落とすときのことを考えた化粧品選びをする方がよいですね。

 

角質層内の水分対策

【外から】角質層内の水分を守る最大のカギは、セラミドという物質です。

肌から水分が蒸発しないようにしてくれているのが、角質細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)、皮脂です。

角質細胞間脂質が80%を占め、その中のセラミドが50%を占めています。

このセラミドが不足すると、肌が乾燥し、ピリピリする状態になります。

ですので、セラミド配合の美容液でセラミドを補給すると効果的です。

【内から】肌細胞への栄養分は、太い血管から細い毛細血管を通って運ばれます。

しかし、いくら肌によい食べ物を食べても、毛細血管が元気でないと、栄養分が肌細胞へ届きません。

そこで、毛細血管を元気にする対策が必要になってきます。

 

セラミド美容液を選ぶときの注意点

セラミドに似た成分を配合した美容液があります。

本当のセラミドを配合しているのなら、セラミドと書かれた後に、数字かアルファベットが書かれています。

セラミド1=セラミドEOP
セラミド2=セラミドNS=セラミドNG
セラミド3=セラミドNP
セラミド4=セラミドEOH
セラミド5=セラミドAS
セラミド6II=セラミドAP
セラミド7=セラミドAH
セラミド8=セラミドNH
セラミド9=セラミドEOS
セラミド10=セラミドNDS
セラミド11=セラミドADS

また、セラミド配合の美容液は値段が高いですので、セラミドと書かれていても安すぎる美容液には注意しましょう。

だいたい3,000円台以上がめやすです。

 

毛細血管を元気にする方法

運動、ストレッチ、マッサージ、食べ物などなど、毛細血管を元気にする方法としていろいろ書かれています。

毛細血管を増やすにはどれも有効ですが、全て実行していては大変です。

また、たいては長続きしません。

しかし、これらの方法は、血流をよくするたものものです。

そして、すべては身体の「冷え」の解消につながっています。

身体の「冷え」を解消すると血流がよくなり、毛細血管が元気になり、栄養分が肌細胞にも届くようになります。

冷えを解消するために、すぐに実行できるのは入浴です。

 

冷えを解消すれば毛細血管が元気になる

半身浴がよいとされることがありますが、これは心臓病・高血圧症・高齢者にすすめられる入浴法で、健康な身体なら全身浴をしましょう。

全身浴で、少し水圧を感じた方が血流はよくなります。

また、浮力を感じることでリラックスし、筋肉がほぐれて血流の改善に役立ちます。

入浴時間は10分以上、温度は40度ほどの少しぬるめのお湯につかります。

全身浴で10分以上浸かるのがつらいときは無理をせずに、お湯をぬいて半身浴にきりかえましょう。

長く浸かるのがにがてな人は、入浴剤を使うことをオススメします。

 

ただし、冷えの解消には、ぬるま湯で長い時間浸かることをすすめられますが、皮膚がふやけるほど長く浸かっていると、セラミドなどのうるおい成分がお湯に溶け出すことがあるので注意が必要です。また、ポカポカ温まった状態でふとんに入ると寝つきがよくありませんので、少し冷ましてからふとんに入るようにしましょう。

 

毛細血管を再生しよう!

毛細血管は加齢とともに減少します。

だいたい40代から減少すると言われています。

しかし、最近の研究により、毛細血管は再生できることがわかっています。

 

毛細血管を再生する食材

毛細血管を再生する食材は、「ルイボスティ」、「シナモン」、「ヒハツ」などです。

これらは、スーパーでも売られています。

<ルイボスティの作り方>
・水600mlに対して(水の状態から)1袋のティーバッグを入れます。
・約15分間沸騰させ、濃く煮出すのがポイントです。

安全性
通常のお茶として摂取する場合は安全性が示唆されているが、サプリメントなど濃縮物として摂取した場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらない。妊娠中・授乳中にサプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらないため、自己判断での摂取は控えること。影響を受けやすい患者では、ルイボス茶を長期間、多量に摂取することにより肝毒性を生じる可能性がある。「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所 情報センター)

 

まとめ

肌がピリピリする原因と対策をご紹介しました。

<肌がピリピリする原因>
・皮脂膜の減少
・角質層内の水分保持機能の低下

<対策>
・外から:セラミド配合の美容液がオススメ。
・内から:入浴方法を見直すことで血流をよくする。毛細血管を再生させる。

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