乾燥肌によい洗顔料は、シンプルな固形石鹸です。
洗顔料に配合されている成分が多ければ多いほど、角質層内にいろいろな成分が侵入してしまう可能性があります。
洗顔のときに、角質層内にいろいろな成分が侵入すると、肌の水分を守っているセラミドなどの物質のバランスをくずし、水分が蒸発してしまうことも。
また、洗浄力が強いと、必要な「皮脂」まで洗い流してしまいます。
さて、乾燥肌によい固形石鹸を3つにしぼってみました。
よく知られている石鹸もありますが、どうぞご覧ください。
乾燥肌のための固形石鹸ランキング
カウブランド 牛乳石鹸 | |
赤箱は、しっとりすべすべのなめらかな肌に洗い上げます。 <赤箱の成分> |
花王石鹸ホワイト | |
泡立ちがよく、きめ細かなクリームのような石鹸で、肌をやさしく洗い上げます。 <成分> |
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オリーブ石鹸は、オリーブオイルを主原料とした石鹸です。 洗浄力がありながら、しっとり潤うのが特徴です。 ただ、オリーブオイルの配合率が高くなると、独特のニオイがするので苦手な人もいます。 また、オリーブオイルの配合率が高い石鹸は、泡立ちが良いとはいえませんので、泡立てネットが必要です。 |
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「アレッポの石鹸」は、オリーブオイルとローレルオイルの配合比率により、3つのタイプがあります。 ・「ノーマル」オリーブオイル90:ローレルオイル10 ・「ライト」オリーブオイル98:ローレルオイル2 ・「エキストラ40」オリーブオイル60:ローレルオイル40 ローレルオイルは、月桂樹の実から採れる貴重なオイルで、フケ、カユミをおさえたり、不快なニオイをおさえたりします。なので、エキストラ40は、洗髪や全身を洗う石鹸として使うと効果的です。 エキストラ40が一番売れていますが、乾燥肌の洗顔料としては、「ライト」か「ノーマル」をおすすめします。 |
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「アレッポからの贈り物」にも種類がありますが、無添加のオリーブオイル100%の石鹸が一番売れています。乾燥肌のためのオリーブ石鹸として適しています。 ニオイがどうしても苦手という方は、オリーブオイルにラベンダーオイルを配合した「オリーブ&ラベンダー石鹸」を試してみてください。
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アレッポは海外製。日本の気候や日本人の肌に合った日本製品として、「カウブランド 自然派石けん オリーブ」をご紹介しておきます。ただし、オリーブオイルの配合比率は不明です。 カウブランド 自然派石けん オリーブ」は、泡立ちはキメ細かくクリーミー。洗い上がりはしっとりしています。グルチルリチン酸(甘草由来の保湿成分)が、肌の乾燥をケアします。香りはハーバルグリーン(ハーブ系の青葉のような香り)。 <全成分>石ケン素地、 水、 パーム脂肪酸、 パーム核脂肪酸、 グリコシルトレハロース、 オリーブ果実油、 グリチルリチン酸2K、 加水分解水添デンプン、 カラギーナン、 グリセリン、 香料、 塩化Na、 エチドロン酸4Na、 EDTA-4Na、 酸化鉄、 グンジョウ |
意識を変えて乾燥肌に向き合う
皮ふに最も負担をかけるのは洗顔です。
クレンジングを含む洗顔は、化粧水や美容液などの化粧品より大切です。
乾燥肌に対しては、まず、「皮脂を落としすぎない」、「角質層をいためない」を意識して洗顔しましょう。
皮脂は、自然の保湿成分です。また、角質層には、セラミドを始めとする皮膚の水分を保持する物質が、わずか0.02mmの中に存在します。
クレンジングは、皮ふの上にあるメイクの油分だけを落とすことを意識します。
油分ですので、油をうかせるようにします。
※部分的にアイメイクリムーバーが必要な場合があります。
洗い流した後、メイクの汚れが少し残るかもしれませんが、次の洗顔料によって落ちます。
余分な皮脂や汚れは、石鹸などの洗顔料の役割です。
以上を意識して実行するだけでも、乾燥肌が良い方向へと向かいます。