カサカサの乾燥肌は、内側からケアすることも大切です。
その一つが、乾燥肌にいい食べ物。
食べ物と言っても、ここでご紹介するのは、いつもの食事にプラスすると、乾燥肌に効果的な食べ物です。
乾燥肌にいい食べ物3選
バランスのよい食事をしながら、次の食品を食べると乾燥肌に効果的です。
■ココナッツオイル
■亜麻仁油、えごま油
■エクストラバージン・オリーブオイル
それぞれ、乾燥肌にどのような効果があるのかご紹介します。
また、食べ方は、こった料理ではなく、習慣になるような単純な食べ方を書いています。
ココナッツオイル
ココナッツオイルには、抗酸化作用(こうさんかさよう)があります。
わたしたちは酸素を吸って生きていますが、その一部は活性酸素になって、細菌などの有害なものを排除してくれいます。
しかし、活性酸素が増えすぎると、暴走してしまう活性酸素が現れ、細胞を傷つけてしまいます。
細胞が傷つくと肌の老化へとつき進みます。
ココナッツオイルは、この活性酸素の暴走を防いでくれます(抗酸化作用)。
肌細胞がいきいきとしていれば、肌の乾燥を防ぐことができます。
ココナッツオイル以外にも、抗酸化作用のある食べ物はたくさんあります。
しかし、ココナッツオイルには、甲状腺の機能を高めることで肌荒れを防ぐ効果も期待できます。
ココナッツオイルには、食用とスキンケア用がありますので注意してください。
ココナッツオイルの食べ方
・焼いた食パンやクッキーに塗って食べる。
・温めた豆乳やホットコーヒーに入れる。
・サラダ油などの料理油の代わりに使う。
「亜麻仁油」または「えごま油」
亜麻仁油(あまにゆ)やえごま油には、オメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸が多く含まれています。
α-リノレン酸は血液中の悪玉コレステロールを減らし、アトピーや気管支ぜんそくなど、アレルギー症状をやわらげます。
悪玉コレステロールが減って血流が改善されると、肌細胞に栄養分や酸素がが十分届くようになり、肌のターンオーバー(細胞の生まれかわり)が正常になります。
肌のターンオーバーが正常になると、カサカサ乾燥肌が改善されます。
「亜麻仁油」と「えごま油」の食べ方
基本的に亜麻仁油とえごま油は加熱しません。
オメガ3系脂肪酸の1日の摂取量は、だいたい2gです(小さじの半分程度)。
・大さじ1杯の「亜麻仁油」または「えごま油」にしょう油を加え、サラダのドレッシングに。
エクストラバージン・オリーブオイル
エクストラバージン・オリーブオイル(EVOO)は、抗酸化力が強いオイルです。
オリーブの主成分はオレイン酸で、α-リノレン酸同様、血液中の悪玉コレステロールを減らし血流をよくしますので、効果は亜麻仁油やえごま油と同じです。
また、オリーブオイルにはポリフェノールも含まれています。
オリーブオイルのポリフェノールには、美白効果があることがわかっています。
さらに、コラーゲンの生成をうながしますので、肌にハリがでる効果が期待できます。
最高級のオリーブオイルは、エクストラバージン・オリーブオイルです。
品質の低いオリーブオイルをエクストラバージン・オリーブオイルとして売っていることがありますので注意が必要です。
エクストラバージン・オリーブオイルは、国際基準では、酸度が0.8%以下のものをいいます。
しかし、日本のJAS基準では、酸度が2.0%のものをエクストラバージン・オリーブオイルとしています。
国際基準、つまり酸度0.8%以下のエクストラバージン・オリーブオイルを選ぶには、さまざまな方法がネットに書かれています。
いろいろ書かれているので、ややこしくて覚えられませんね。
一番いいのは、信頼あるお店で買うことです。
エクストラバージン・オリーブオイルでないとダメだということではありません。
まずは、サラダ油の使用をやめ、日常の食生活の中に、オリーブオイルを普通に使用することから始めるといいですよ。
エクストラバージン・オリーブオイルの食べ方
・しょう油とレモン汁を加え、サラダのドレッシングとして食べる。